めんこい おうち

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亡き父の話 聞くと降りて来る【 不思議体験 】

父の命日に

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8年前の今日、父は肺癌で亡くなりました。

今日は父の命日です。

 

入院した当初は前立腺癌でしたが

手術後、抗がん剤を飲み始め腎臓を悪くし

透析をするまでになってしまった父。

 

人工透析患者は、食事管理や食事制限が大変厳しく

食に貪欲だった父が、ほとんど何も食べられなくなってしまい

入退院を繰り返しながら辛い毎日を過ごしておりましたが・・

 そんな父が優しい笑顔で言った事は

「今まで美味しいものを食べて来たからもういいんだ・・」と。

 

いつでもどんな時でも前向きで絶対に負けない父が、

大きくて頼れる父が・・

日に日に痩せていく姿を見て胸が締め付けられる思いで

わたしは毎日、病院へお見舞いに通っておりました。

 

そんなある日、父に肺癌が見つかりました。

全身が病に蝕まれている状態でしたので

わたしはショックを隠しきれませんでしたが・・

 

父はこの時、覚悟を決めた様に感じました。

 

 

聞くと降りて来た事とは

 

人工透析、食事制限、癌治療・・

透析の食事制限で殆ど食べられる物もない中、食欲もどんどん落ち、

病院の食事も喉を通らない毎日でしたが

心配を掛けないよう、わたしの前では少しづつ少しづつ頑張って食べていた父。

 

亡くなる1ヶ月ほど前、

「食べたいものがあったら何でも食べさせてあげて下さい」

と医師から言われ

「もうだめなのかな・・」と思いながら

 

わたしは、お見舞いに行く途中、スーパーに寄り

「何を買って行ってあげようかな・・・」と

店内をざっと見渡したものの・・・

何を買って行けば良いのか全く検討もつきませんでした。

「どーしよぅ・・・」だけです。

 

そこで・・

「何がいい?何が食べたい?」と丁度自分のおでこの上辺りに目をやり

イメージする父に真剣に聞いてみたんです。

 

そして降りて来たのが

これ・・・

 

 

何と! ごんじり大根 !

 

これは、絶対に食べちゃ駄目な部類の食べ物。

でも、気が付いたら手に取っていました。

 

一瞬「どうしようか・・これ・・」と迷いましたが

「これ!これなんだよ〜!」と何故だか確信し

急いで買って父の元へ行きました。

 

すると『 ごんじり大根 』を見た父が

「美味しそうだな〜〜〜食べたいなぁ・・・・食べてみようかっ?!」と

一つ口に入れたのです。

 

「うわ〜〜美味しい!うまい!これは、うまい!」と

2個、3個、、と食べてしまいました。

 

その時の父の笑顔が今でも忘れられません。

思い出すと泣けます。

 

買って来て良かった〜と

わたしも超笑顔です。

 

そして、また別の日・・

今度は、何買っていこうかな・・・

と、またざっと店内を見渡し歩き出した時

また同じように

「何がいい?何が食べたい?」と、また自分のおでこの上辺りを見つめ

イメージする父に真剣に聞いてみました。

 

すると、降りて来たのが

これでした・・・

 

 

 

リプトン レモンティー

 

紅茶好きな父でしたが・・

インスタント物やパック飲料など、飲んだ事が無かったはずです。

何より、透析患者は水分制限が厳しく

ほとんど何も飲めないのです・・

 

またまた「どうしようかな・・」

と一瞬、迷いましたが

「これしかない!」と思い

買って急いで病院へ行きました。

 

すると、また

「ちょっと飲んでみるかな・・」と言いながら一口飲んだ父が

「美味い!!」「これは美味い!!」と大大感激してくれました。

 

あ〜〜良かったぁ〜〜♪

 

最後の最後に、スーパーで買った安い食品ですが

とても喜んでくれた事が今でも嬉しくてたまりません。

 

心肺停止後に感じた存在

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父の最期にも不思議な事がおきました。

心肺停止になった父をベットの横で呆然と見守りながら

ふと思った事は・・

「あれ? 聞こえてる?」でした。

何故かと申しますと

父を直ぐ側に感じたから。

 

そこで「お父さん・・・? お父さ〜ん!!」と呼んでみると・・

再び心臓が動き出したのです。

 

「あ!やっぱり聞こえてるんだ!!」

と、嬉し泣きしながら呼び続けましたが・・

最後には

ツーーーーーーーーー・・・・

と、動かなくなってしまいました。

 

 でも、父と繋がっている事を確認出来た様で嬉しくてたまりませんでした。

 

病室の何処かに父は居たんです。

不思議。。本当に不思議で不思議で・・

本当に、こんな事ってあるのですね。

 

亡くなった直後に葬儀屋さん登場!

 

亡くなった直後、葬儀会社さんが入って来られました。

「亡くなる前に父自身が決めていた所がありますので」ときっぱりお断りを致しましたが・・

亡くなった直後にセールスに入らなければならないお仕事は

大変なお仕事だと思いました。

 

帰宅後、出迎えてくれた父 

 

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 葬儀も無事終わり帰宅し

玄関のドアを開けた瞬間、お線香の良い香りが漂いました。

家には、勿論誰も居ませんでしたし

お線香もあげていないので匂いがするはずはありません。

 

この時も「あ、お父さん!」と直ぐにわかりました。

まるで「お疲れ様だったね。ありがとう」と言ってくれている様で・・

お線香の良い香りに包まれ疲れも一気に吹き飛びました。

 

 

思う事

 

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父が亡くなり8年の歳月が経ち、やっとブログに書ける日が来ました。

まだ書いていると、涙が出て来ますが・・

何故か、書かなきゃと思ったので今日は書いてみました。

 

亡くなった大切な方とは、いつか再会出来ると信じています。

 

子供や孫、親戚の子供など・・きっと必ず会える様になっているのだと

思います。

残された方は、何年経っても悲しかったり辛かったり・・涙も出ると思いますが

いつか必ず何処かで再会できるのだと思い、その時を楽しみに暮らすのも

良いのではないでしょうか。

 

天に召された方は、毎日至福の時を過ごしている事を思い安心しましょう。

そして亡くなった方に感謝し、お礼の言葉を掛けてあげましょう。

 

わたしは毎朝、太陽や月、ご先祖様への感謝の言葉からスタートしています。

きっと通じていると信じて。

 

www.menkoi-ouchi.net

 

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